片頭痛発作の急性期治療と発症抑制の両方に有効な経口薬 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202510/590577.html (要ログイン) ・2025年9月19日、片頭痛発作治療薬リメゲパント硫酸塩水和物(商品名ナルティークOD錠75mg)の製造販売が承認された。 適応は「片頭痛発作の急性期治療および発作抑制」、用法用量は「急性期治療:成人に1回75mgを片頭痛発作時に経口投与する。発症抑制:成人に75mgを隔日経口投与する」となっている。 ただし1日あたりの総投与量は75mgを超えないこと、となっている。 ・リメゲパントは、国内で初めて片頭痛発作の急性期治療と発症抑制の両方に適応を有する、経口投与可能なCGRP受容体拮抗薬である。 ・同薬はCGRP受容体に結合することで、 (1)CGRPにより誘発される血管拡張の阻害(頭蓋内血管の正常化)、 (2)CGRPにより誘発される神経原性炎症のカスケード(末梢および中枢性感作)の遮断、(3)三叉神経から三叉神経脊髄路核へ至る疼痛のシグナル伝達の阻害 ──が引き起こされ、片頭痛の諸症状を軽減させると考えられている。 ・重大な副作用として、呼吸困難や発疹などの過敏症の可能性があるので十分注意する必要がある。 また、その他の副作用として主なものに、便秘(1%以上)、浮動性めまい、悪心、下痢、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加(各0.5~1%未満)がある。
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ガム1枚かむだけで数百のマイクロプラスチックが唾液に放出
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ガム1枚かむだけで数百のマイクロプラスチックが唾液に放出 新研究 https://news.yahoo.co.jp/articles/6fc8e64bc52d9afe2f423fccff079393418bfebc 要約; ガムを1枚かむだけで、数百から数千個のマイクロプラスチックが唾液に放出されることがわかった。この研究は現在、査読を受けており、25日に米カリフォルニア州サンディエゴで開催される米化学会の学会で発表される予定だ。 ・マイクロプラスチックはポリマーの破片で、大きさが5ミリ未満から1マイクロメートルまでのものを指す。それよりも小さいプラスチックはナノプラスチックとされ、10億分の1メートル(ナノメートル)で測定される。 ・ポリマーは、モノマーと呼ばれる分子の繰り返し構造を持つ長い数珠状の大きな分子化合物で、耐久性と柔軟性で知られている。ほとんどのプラスチックは合成ポリマーを原料とする一方で、天然ポリマーには植物由来のセルロースが含まれる。研究著者らによると、チューインガムには通常、舌ざわりや弾力性、風味の持続性を高めるために合成または天然ポリマーが含まれている。 ・以前の研究から、マイクロプラスチックは経口摂取や吸入によって体内に入り、血液、肺、胎盤、脳、精巣など、体のさまざまな部分や体液に存在することが分かっている。 ・チューインガムはプラスチックポリマーが原料として使用されている唯一の食品であることから研究対象に選ばれた。なお、他の食品は、加工処理や包装によってマイクロプラスチックが入り込む。 ・調査結果は、米国で人気のある10種類のガムに基づいている。サンプルとなったガムの半数は合成成分で作られており、残りは天然成分で作られたもの。 ・研究者は、参加者が4分間ガムをかんでいる間に分泌された唾液を30秒ごとに遠心分離管に採取した。分析の結果、1グラムのチューインガムから平均約100個のマイクロプラスチックが放出されることが判明した。一部のガムでは1グラムあたり637個のマイクロプラスチックが放出されたという。各種の報告によると、一般的なガム1枚の重さは1グラムから数グラムに及ぶ。 ・著者らは、天然のガムをかんだ場合でもほとんど違いがないことに驚いた。合成成分のガム1グラムあたりのマイクロプラスチックの平均個数は104個で、天然ガムでは96個だった。...
「隠れ心房細動」を見抜け
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AI活用、心電計で長期測定 ・心臓のうち心房が何らかの原因で、けいれん状態になる「心房細動」は不整脈の一種だ。 血栓ができて脳梗塞の恐れがあるが、通常の心電図検査は短時間のため見つけにくい。 コメント; 心臓には心房と心室の2つの部屋(心腔)があり、それぞれが右と左に分かれ、計4つの部屋から成り立っている。「心房細動」はそのうちの心房が、「けいれん」して細かくしか動かなく状態となる。心室と違って命には別状ない。 しかし、中には小さな血の塊(血栓)が出来て脳などに血栓が飛ぶ(脳塞栓または心原性脳梗塞、)ことがあるため、治療が必要な不整脈だ。 ・人工知能(AI)などを活用してリスクの高い人を絞り込み、小型心電計を1週間つけて「隠れ心房細動」を見つける取り組みが広がっている。 ・心臓は安静時、1分間に50~100回規則正しい電気信号が発生する。心房細動は心臓の上半分にあたる心房が1分間で500~600回ほど小刻みに震える状態で、脈が不規則になる。 コメント;小刻みに震えているだけで、血液の流れは心房の収縮によるものではなく、心室の拡張によって受動的に左心房から左心室に流れる。 ・放置すると心臓の働きが低下したり、心臓内で血液の流れがよどんで血栓ができ、脳梗塞を引き起こしたりする。 コメント;血栓は主として左心耳にできる。 ・寝たきりになる約2割は心房細動による脳梗塞が原因との報告もある。動悸やめまいなどが起こる場合もあるが約4割は自覚症状がないとされる。通常の心電図検査は10秒程度しか計測しないため、発作性の心房細動を見つけられない。 ・東京科学大学、は22年1月から、静岡市で「隠れ心房細動」を見つける取り組みを始めた。まず通常の健康診断で測定した心電図をAIで解析。 小型心電計を1週間つけてもらった最初の362人のうち3%11人に心房細動が見つかった。特にリスクが高いと評価された人では65人中3人(4.6%)、65歳以上は25人中3人(12%)と高かった。 ・同大学は東京都の研究助成で24年8月からも同様の取り組みを始めた。40歳以上の都民で、過去に心房細動と診断された人や心臓手術の経験がある人を除いて希望者は無料で受診できる。 ・静岡市での取り組みと同様、心電図をAIで解析するほか、血液検査などの結果も踏まえ、隠れ心房細動のリスクが高いとみられ...
肺塞栓の診断基準
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肺塞栓の診断基準 (肺塞栓を除外するためのmodified Wells criteria) Dダイマーのカットオフ値を0.5μg/mLとして、以下のような評価を行う。 1)DVTの症状・身体所見(3点) 2)肺塞栓以外の可能性低い(3点) 3)心拍数>100(1.5点) 4)3日以上の臥床または4週以内の手術歴(1.5点) 5)肺塞栓またはDVTの既往(1.5点) 6)喀血(1点) 7)悪性腫瘍(1点) 点数を合計して、4点超は肺塞栓らしい。4点以下で肺塞栓らしくないと判断 4点以下で、かつDダイマーが正常範囲内であれば除外可能。 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/yakushiji/202502/587718.html (要ログイン)
新型コロナウイルス感染症に感染した場合(2025.1 現在)
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新型コロナウイルス感染症に感染した場合の考え方について(厚労省) (新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応) https://www.mhlw.go.jp/stf/corona5rui.html 新型コロナ患者や濃厚接触者に対して、感染症法に基づく外出自粛は求められなくなりました。 外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられます。 Q1:新型コロナウイルス感染症は、他の人にうつすリスクはどれくらいありますか? 新型コロナウイルス感染症では、鼻やのどからのウイルスの排出期間の長さに個人差がありますが、発症2日前から発症後7~10日間は感染性のウイルスを排出しているといわれています。 発症後3日間は、感染性のウイルスの平均的な排出量が非常に多く、5日間経過後は大きく減少することから、特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことに注意してください。 また、排出されるウイルス量は発熱やせきなどの症状が軽快するとともに減少しますが、症状軽快後も一定期間ウイルスを排出するといわれています。 Q2:新型コロナウイルス感染症にかかったら、どのくらいの期間、外出を控えればよいのでしょうか 令和5年5月8日以降、新型コロナ患者は、法律に基づく外出自粛は求められません 。 外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられます。 周囲の方や事業者におかれても、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。 各医療機関や高齢者施設等においては、以下の情報を参考に、新型コロナウイルスに罹患した従事者の就業制限を考慮してください。 また、感染が大きく拡大している場合には、一時的により強いお願いを行うことがあります。 (1)外出を控えることが推奨される期間 ・特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日を0日目として5日間は外出を控えること、 かつ、 ・5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ることが推奨されます。 症状が重い場合は、医師に相談してください。 無症状の場合は検体採取日を0日目とします。 こうした期間にやむを得ず外出する場合でも、症状がないことを確認し、マスク着用等を徹底してくださ ...
感染性肝囊胞
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感染性肝囊胞 23 例の検討 https://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/60/4/60_117/_pdf ・感染性肝囊胞は比較的稀な疾患とされているが、画像診断の進歩により診断する機会が増加している。 ・起因菌は Klebsiella pneumoniae が最多であった。 ・治療は全例に抗菌薬投与と囊胞内容液の穿刺吸引または持続ドレナージを施行して11 例は塩酸ミノサイクリンによる硬化療法を追加した。1例はドレナージにて改善が得らず外科手術に至ったが、最終的に全例が軽快退院した。 ・単純性肝囊胞は胆管との交通はなく、囊胞の表面は胆道上皮細胞の様な単層立方上皮あるいは円柱上皮で常隔壁は認められないとされている。また,多発性の肝囊胞は常染色体優性の多発性囊胞腎に合併することが多く、その際も1層の円柱、立方あるいは扁平上 皮で被われる。肝囊胞自体は通常無症状であるが、周辺臓器の圧迫症状や感染した場合には、手術または経皮的なドレナージが施行されることが多い。 ・感染性肝囊胞は、肝囊胞に感染を生じて発熱や腹痛等の臨床症状が出現した状態であり、感染経路として ①胆道系 ②血行性 ③近隣の感染巣からの直接波及 ④外傷性 ⑤不明 が挙げられ、比較的稀な疾患とされている。 診断には発熱や腹痛等の臨床症状の他に、血液生化学検査や細菌培養検査に加えて超音波検査や CT検査による画像診断が用いられる。
健康保険で「遺伝子検査」が受けられる
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健康保険で「遺伝子検査」が受けられる日がやってきた https://gendai.media/articles/-/121332?imp=0 がんにかかる人は増加しているが、死亡率は年々下がり続けている。 「がん治療」の進化が著しいことが大きな要因の一つだ。 一方で、患者側の最新医療に関する知識がアップデートされていないばかりに、手遅れになってしまうケースも残念ながら少なくない。 「薬が効くかどうか」を検査で調べられる 遺伝子タイプでがんを分類することは、治療上、大きな意味がある。 遺伝子の検査は健康保険で受けられる場合と、自費で行う場合がある。 現在、健康保険で検査できる遺伝子は、その遺伝子の異常に対する分子標的薬が保険収載されている場合に限られている。 言い換えれば、ある分子標的薬が効くかどうかを診断するために遺伝子の異常を調べる場合にだけ、健康保険で遺伝子の検査をすることができる。 このような遺伝子検査に用いる診断キットを、「コンパニオン診断薬」と呼ぶ。 コンパニオン診断薬で、ある遺伝子に異常があるかどうかを調べて異常があった場合、その遺伝子異常に合った分子標的薬を使った治療が標準治療となる。 薬が効かなくなる「薬剤耐性」問題 コンパニオン診断薬で該当する遺伝子異常がないとなった場合は、ほかの治療法を検討することになる。 残念ながら、分子標的薬を長く使っていると、だんだん効かなくなってくることがある。(がんの薬剤耐性) 薬剤耐性が起こるのは、がんが薬の攻撃から逃がれるために、遺伝子を変化させるからだ たとえば分子標的薬は、異常を起こしている遺伝子からできるタンパク質の「ポケット」に結合して、そのタンパク質の働きを抑えるものが多いのだが、がんは遺伝子を変化させてポケットの形を変えてしまう。 そうなると分子標的薬は結合できなくなり、薬が効かなくなってしまうのだ。 ただし、薬剤耐性が起こった場合、変化したがんに合わせた別の薬を使える場合がある。 がんに関係する遺伝子は200~300個ある 現在の遺伝子検査は、がんの発生に関わる遺伝子異常を調べるものがほとんどだが、がんの進行や転移などに関わる遺伝子異常も知られてきており、がんに関係する遺伝子は200~300個あると考えられている。 一人ひとりのがんは、これらの遺伝子のタイプがみな異なり、「個性」をもってい...