片頭痛発作の急性期治療と発症抑制の両方に有効な経口薬

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/202510/590577.html

(要ログイン)

・2025年9月19日、片頭痛発作治療薬リメゲパント硫酸塩水和物(商品名ナルティークOD錠75mg)の製造販売が承認された。

適応は「片頭痛発作の急性期治療および発作抑制」、用法用量は「急性期治療:成人に1回75mgを片頭痛発作時に経口投与する。発症抑制:成人に75mgを隔日経口投与する」となっている。

ただし1日あたりの総投与量は75mgを超えないこと、となっている。


・リメゲパントは、国内で初めて片頭痛発作の急性期治療と発症抑制の両方に適応を有する、経口投与可能なCGRP受容体拮抗薬である。


・同薬はCGRP受容体に結合することで、

(1)CGRPにより誘発される血管拡張の阻害(頭蓋内血管の正常化)、

(2)CGRPにより誘発される神経原性炎症のカスケード(末梢および中枢性感作)の遮断、(3)三叉神経から三叉神経脊髄路核へ至る疼痛のシグナル伝達の阻害

──が引き起こされ、片頭痛の諸症状を軽減させると考えられている。

・重大な副作用として、呼吸困難や発疹などの過敏症の可能性があるので十分注意する必要がある。

また、その他の副作用として主なものに、便秘(1%以上)、浮動性めまい、悪心、下痢、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加(各0.5~1%未満)がある。 

コメント

このブログの人気の投稿

「隠れ心房細動」を見抜け

肺塞栓の診断基準

新型コロナウイルス感染症に感染した場合(2025.1 現在)