肺がん手術の平均年齢

肺がん手術の平均年齢

高齢であること自体が手術の禁忌とはならず、 患者の全身状態や併存疾患を考慮した個別化された治療選択が重要である。

肺がん患者は高齢化が進んでおり、 新規肺がん患者の約半数が70歳以上であるという報告もある。


■ 年齢に関する研究報告

JCOG0802/WJOG4607L試験のサブグループ解析では、 70歳以上の患者群において、 肺葉切除術と比較して区域切除術で5年全生存率が有意に改善したと報告されている (肺葉切除術77.1% vs 区域切除術85.6%)。

高齢患者に対する肺切除術は比較的安全であり、 年齢のみで根治的切除の適応を制限すべきではないとされている。

併存疾患や身体機能が良好な高齢患者であれば、 若年者と同様の治療が考慮される。

高齢患者では、 術後の合併症や認知機能低下のリスクも考慮する必要がある。


■ 手術適応の判断 

肺がんの手術適応は、 年齢だけでなく、 患者の全身状態、 併存疾患、 腫瘍の病期、 組織型などを総合的に評価して決定される。 

特に、 術前の包括的老年医学的評価 (CGA) が推奨されている。




参考

包括的老年医学的評価 (CGA) 

https://ewsnoopynaika.blogspot.com/2026/04/cga.html


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