口腔がん、光で退治
口腔がん、光で退治
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/hokkoku/region/hokkoku-20251113232629?fm=latestnews
・金沢大学附属病院は2025年11月13日、口腔がんの「光免疫療法」を石川県内で初めて実施した。メスによる切除をせず、光を当ててがん細胞だけをピンポイントで破壊するため、患者への負担が少ない利点がある。
・光免疫療法は、がん細胞に集まる抗体薬に、光に反応する色素を付けた複合薬剤を用いる。治療の前日に点滴で患者の体内に薬剤を入れると、がん細胞にその薬剤が付着する。
・翌日の治療時に専用機器で近赤外光のレーザーを照射すると、色素が光に反応してがんの細胞膜を破壊する。照射は1回5分程度となり、がんの大きさによっては複数回の照射が必要になる。
・副作用を防ぐために、薬の投与後と治療後約1週間は太陽光を浴びることができないなどの制限はあるが、口腔がんはこれまで手術や放射線治療で治らなかった場合、薬剤による化学療法しか選択肢がなかった。
・光免疫療法については、国内では2020年、薬剤や照射装置を製造販売する楽天メディカル(東京)が、切除不能な再発・進行頭頸部がんを対象に初めて薬事承認を取得した。2021年1月から全国の医療機関で保険診療として始まり、2023年12月に歯科口腔外科でも開始された。
・同社によると、光免疫療法は日本口腔腫瘍学会の口腔がん専門医の資格を取得した上で、専門の講習会を受講するなどの条件を満たす必要がある。
・歯科口腔外科では金大を含め、全国46カ所で治療態勢が整い、北陸では富大附属病院でも実施要件を満たしている。
参考
「口腔がん」・・・口の中にできる悪性腫瘍で、患者数は年間1万人とされている。約9割が粘膜組織から発生する扁平上皮がんで、舌に発生する舌がんは口腔がんの6割を占める。粘膜が赤くなる、白色に変色する、しこりができるなどの症状があり、口内炎と思い込んで放置されるケースも少なくない。
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