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患者数が過去最多の百日せき、「薬剤耐性菌」7割

患者数が過去最多の百日せき、大阪で「薬剤耐性菌」7割…海外から流入し全国的拡大の可能性 感染拡大が続き、年間の累計患者数が過去最多となった百日せきについて、大阪府内では治療薬が効かない「薬剤耐性菌」が7割を占めていることが、地方独立行政法人・大阪健康安全基盤研究所の調査でわかった。 耐性菌はほかの地域でも検出されており、全国的に広がっているとみられる。 百日せきは細菌が原因で、患者のせきやくしゃみを浴びるなどして感染する。 回復までに時間がかかり、乳児で重症化しやすい。 新型コロナウイルスの感染が広がった2020~23年は感染対策の徹底などで患者数は少なかったが、24年に増加が目立つようになった。   同研究所は昨年9月~今年7月に大阪府内の医療機関で患者から採取した病原体32検体の遺伝子を解析。 百日せきの治療に使われる「マクロライド系抗菌薬」が効くかどうかを確かめたところ、この薬が効かない薬剤耐性菌は23検体あり、72%を占めた。   その一部を海外で確認された薬剤耐性菌と比較すると、遺伝子のタイプが似ていた。 この結果からは、海外から流入した耐性菌が国内で拡大している可能性が考えられる。 参考 耐性菌の遺伝子型は、中国で昨年流行した型に近かった。訪日客などから 国内に広がった可能性がある。 (日経新聞・朝刊 2025.11.25)   耐性菌については東京、富山、鳥取、沖縄などでも検出例の報告がある。 ほかのタイプの抗菌薬(ST剤など)の投与を検討するが、新生児には使えないなどの課題がある。 https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20250814-OYT1T50087/?catname=news-kaisetsu_news (2025.8.14)

日本のクスリ、実はほぼ「中国製」だった

日本のクスリ、実はほぼ「中国製」だった (「みみずく医者の備忘録」 2024-07-25 より) 元記事 日本のクスリ、実はほぼ「中国製」だった…! 患者が知らない「ヤバすぎる実態」 https://gendai.media/articles/-/133265?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related#goog_rewarded (2024.7.12) 「日本製」でも実は・・・ ・日本のクスリも製造工程の上流へとたどっていけば、「中国製」と言える。慶應義塾大学名誉教授で、医療経済研究機構の副所長を務める印南一路氏が解説する。 「そもそもクスリを製造するには、原料となる化学物質が必要です。実はその大部分を製造しているのが、中国のメーカーなのです」 ・「日本の製薬会社の医薬品だから安心」と考えている読者も多いかもしれないが、実は製薬会社は原料から直接クスリを作っているわけではない。クスリは「原料→中間体→原薬→医薬品」という4つのステップを経て、私たちの手元に届く。ほとんどのケースにおいて製薬会社が担っているのは、「原薬」から医薬品を作る最後の過程だけだ。 1から作っていない ・原薬とは、クスリのパッケージに記載されている有効成分のこと。たとえばよく使われる解熱鎮痛剤のロキソニンであれば、「ロキソプロフェンナトリウム水和物」が原薬にあたる。製薬会社はそこに添加剤などを加えて、カプセルや錠剤に加工して販売しているのだ。なお原薬を作る際には、原料となる化学物質をさまざまに反応させる必要があるが、1回反応させただけで効果の高い原薬ができるとは限らない。場合によっては原薬になるまで、10回以上も化学反応を繰り返す必要がある。その途中でできた化合物のことを「中間体」と呼ぶ。 ・「日本の製薬会社で、原薬を1から自社で製造しているところは一社もありません。中国やインド、イタリア、韓国などのメーカーから購入したものを使って医薬品を製造しています」(印南氏、以下「 」内は同) ・仮に原薬の輸入元であるどこか一国との関係が悪化し輸入が断たれたとしても、別の国から調達することができるだろう。また厚生労働省も国内に原薬工場を作ったり備蓄を進めたりして、安定供...

口腔がん、光で退治

口腔がん、光で退治 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/hokkoku/region/hokkoku-20251113232629?fm=latestnews ・金沢大学附属病院は2025年11月13日、口腔がんの「光免疫療法」を石川県内で初めて実施した。メスによる切除をせず、光を当ててがん細胞だけをピンポイントで破壊するため、患者への負担が少ない利点がある。 ・光免疫療法は、がん細胞に集まる抗体薬に、光に反応する色素を付けた複合薬剤を用いる。治療の前日に点滴で患者の体内に薬剤を入れると、がん細胞にその薬剤が付着する。 ・翌日の治療時に専用機器で近赤外光のレーザーを照射すると、色素が光に反応してがんの細胞膜を破壊する。照射は1回5分程度となり、がんの大きさによっては複数回の照射が必要になる。 ・副作用を防ぐために、薬の投与後と治療後約1週間は太陽光を浴びることができないなどの制限はあるが、口腔がんはこれまで手術や放射線治療で治らなかった場合、薬剤による化学療法しか選択肢がなかった。 ・光免疫療法については、国内では2020年、薬剤や照射装置を製造販売する楽天メディカル(東京)が、切除不能な再発・進行頭頸部がんを対象に初めて薬事承認を取得した。2021年1月から全国の医療機関で保険診療として始まり、2023年12月に歯科口腔外科でも開始された。 ・同社によると、光免疫療法は日本口腔腫瘍学会の口腔がん専門医の資格を取得した上で、専門の講習会を受講するなどの条件を満たす必要がある。 ・歯科口腔外科では金大を含め、全国46カ所で治療態勢が整い、北陸では富大附属病院でも実施要件を満たしている。 参考 「口腔がん」・・・口の中にできる悪性腫瘍で、患者数は年間1万人とされている。約9割が粘膜組織から発生する扁平上皮がんで、舌に発生する舌がんは口腔がんの6割を占める。粘膜が赤くなる、白色に変色する、しこりができるなどの症状があり、口内炎と思い込んで放置されるケースも少なくない。